ただいま、母親業修行中。

まだまだ修行の身。小学生の息子を持つ母親のぼやきを中心にいろいろ

【z会プログラミング講座】LEGOでロボットを作る【レビュー】

去年の4月から息子に受講させていた、z会のプログラミング講座 with LEGO® Education・基礎編。
月に一回届くテキストも3月で最終回となり、1年間の学習が終了した。
(実は3月号はまだ少し残ってる・・・)

こちらのコースはレゴのキットでロボットを作り、テキストに沿ってミッションをクリアするための様々なプログラミングを組んでいく、という流れだ。

まあ写真や詳しい説明はよそ様のブログや公式にまかせるとして、保護者の視点でこの一年間を振り返ってみようと思う。

※ちなみに息子が受講していた基礎編は現在は廃止されており、新設されたSPIKEベーシック編というのがこれに代わるコースと思われる。
www.zkai.co.jp

このコースの良いところ

①画面の中で完結せず、実際にロボットが動く!
これが一番決め手になっていると思う。そもそもが「親子でロボットを動かしたい」という私自身の願望がきっかけとなって受講に至ったのだ。

学校で勉強する国語や算数といった教科は進研ゼミを受講しているので、ベネッセからも「うちでプログラミングもやりませんか?」と再三オプション講座のDMも届く。
費用面では進研ゼミのほうがお得なのだが、こちらのほうは組んだプログラミングが端末の画面内でアニメーションとして実行されるといったもの。
やはりロボットが動くロマンには抗いがたい。

②課題解決力が身につく
ロボットを組み立てて、動かして終わりではなく、どうやって?なぜ?子供に考えさせるような構成になっている。
息子がふだん小学校の授業では使わない部分の脳みそを使っているのが、傍で見ていてもわかる。
テキストにある課題が完了した後に挑戦するChallenge!の設問は今回の課題に対する理解度を確認できる。

LEGOだから子供が抵抗なく、楽しんで取り組むことができる。
LEGOを使ってロボットを組み立てるので、ブロック遊びの延長のような気分で子供は取り組むことができる。
息子以前からLEGOに親しんでいたため、組み立ては行き詰ることなくほとんど一人でできていた。

④社会情勢に影響されにくい
校舎に通うプログラミング教室と違い、感染症の影響を受けて休校になることはない。
当たり前といえばそうだけど、これはけっこう重要なポイントだと思う。

⑤講師の質に左右されない
プログラミング教室の講師の質はピンキリだと聞く。
これは単なる噂ではなく、職を探す側の立場としても信ぴょう性があるなと思う。
雇用形態にこだわらなくてもいいからとにかくWebに関わりたい!「未経験OK」と調べると出てくるのが「子供向けのプログラミング教室の講師(バイト)」
待遇と専門知識はやっぱり比例するもので、ド素人の私ですら人手不足であっぷあっぷみたいなところで面接を受ければ通ってしまうかもしれない。
実際採用されたら自分は死ぬ気で勉強するけども
プロに任せれば安心、とも言い切れない。

⑥子供の理解度を自分が把握していられる。
ミッションの内容は対象の子供だけではクリアは難しい内容となっている。よほど頭のいい子でなければ、親が横から見ていてやり助言が必須となる。
これは親にとっては気力を使うことだが、つねに横で見ていてやればいやでも子供の理解度を知ることができるだろう。
以前はできなかったような発想が飛び出したり、我が子の成長を実感できる場面もある。これは他人任せでは得られない経験なのではないか。

このコースの弱点・注意したい点

①通信なのでわからないときすぐ聞けない・・・
一応テキストのほかに「保護者用ガイド」なる冊子がついていて、プログラムの解答例や行き詰ったときの声かけなどがきちんと載っている。
しかし組んでみたプログラミングが動作しなかったり、Z会側がが全く予期しない凡ミスをかましたときは長時間もそこで立ち止まってしまう場合もあったりする。(まあ勘のいい人や親御さんがエンジニアだったりするとこういうことはないのかも)

②子供が取り組むとき気持ちの切り替えができない
自宅かつ母親が教える、という環境のせいで子供がいまいち真面目に取り組んでくれない。これはもうあらゆる通信講座が抱える課題なのではないか。
子どもが気持ちを切り替えてよそ行きモードで取り組める、この点については校舎をもつ通学式のスクールにはどうあっても勝てないと思う。

③パーツが行方不明になる
これはもう、私と息子がだらしないせい。ただ私よりはきちっとしている人でも、部品の多さで困惑する可能性はある。
結構細かい部品も多くて・・・

④操作機器は、実質Ipad一択
Ipadの場合はBluetoothにより無線でプログラムをロボットに送ることができる。
一応デスクトップパソコンでもプログラムは組めるが・・・その場合は一回ずつプログラムを組むたびに本体とPCを結ぶコードを付け外ししなくてはならない。
(筆者が申し込んだときとコースの区分も変わっていて、現在は改善されている可能性あり)
Z会サイドはIpadの使用を割と強めに推奨している。
春の入会キャンペーンとともにIpadの特別優待がついてくるあたり、まあ大人の事情なのだろう。


2025年から大学入学共通テストの教科に「情報」が追加されることが決定した。
新たに導入されるこの教科では、プログラミングや、データサイエンスに必要な統計処理、情報リテラシーの知識などを試される(・・・らしい)

プログラミング学習がもはや人生を左右しかねないものとなり、子供の習い事として意識せざるを得ない方も多いだろう。

この記事を読んで判断の一助にしていただければ幸いだ。