ただいま、母親業修行中。

まだまだ修行の身。小学生の息子を持つ母親のぼやきを中心にいろいろ

ファスト映画と著作権

今朝、動画投稿サイトへ映画の内容を10分以内にまとめた「ファスト映画」に関するニュースが流れていた。インターネット上にファスト映画の動画をアップロードした男女が映像会社から損害賠償請求をされたという報道だった。

news.yahoo.co.jp

それを見ていた息子(小学3年生)が「これってなにがいけないの?」と質問してきた。これは間違った説明はできない。息子にもわかる誤解を与えない説明を寝ぼけた頭をフル稼働させてひねり出した。

私「映画館で映画を見るときはチケット代を払うでしょう?このまえ一緒に見たすみっコぐらしの映画だったら、ママの分が1900円あなたの分が1000円。みんなが動画サイトでコピーした映像をタダで見て済ませてしまうと、本来お客さんが払う2900円を映画を作った会社がもらえないわけ。(本当はもっと細かい内訳があると思うけど割愛)2900円分の品物を泥棒するのと同じなんだよ。」

息子「ふーん・・・(しっくり来ていない顔)」

私「まあとりあえず、目に見えないものでも盗むのは犯罪って覚えておけば良いよ。たとえばあなたが一生懸命考えたキャラクターのグッズを他の人が売っていたらいやでしょう。」

息子「え!やだ!」


少ししてから息子が
息子「じゃあチャレンジタッチのまなびライブラリー(進研ゼミの会員が書籍や動画を見られるサービス)で読める本も違法アップロードなの?」

母「あれはきちんと許可を取って載せているから大丈夫。お金も払ってるのかな。たとえばあなたの好きな『おしりたんてい』みたいに何冊も出ているシリーズものはライブラリーにないものもある。ライブラリーで読んでみて、そこにないものは本屋さんで買ってみようと思う人もいる。宣伝にもなるんだよ。」


ところで、本の内容を要約した動画などもyoutubeに数多くアップロードされているがこちらの権利関係はどうなっているのだろう。本の紹介動画も内容によっては宣伝になるのかもしれないけど、読まなくても用が済んでしまう動画は作家や出版社には好ましくないものだろう。本当は著作権違反なのにまだ訴えられていないだけなのだろうか。

インターネットで気軽に情報を集められるようになり、自分からの発信も気軽にできるようになった。WebサイトやSNSの利用の中で、知らないうちに著作権を侵害していて知らないうちに犯罪者になっていたなんてこともあるかもしれない。息子と一緒に私もインターネットと著作権について正しい知識を身に着けていかなければならないと感じた。